オリジナルプリントのアーカイブ

雑誌「Pen」の今月号で、「撮る」「みる」「買う」の楽しみが分かる写真の学校。と題した特集が組まれていて、TOKYO ARTPHOTO2010の存在を知りました。4日間のみの開催だったので、忘れた頃にツイッターのTLを見て思い出し、急いで行ってきました。
※Penの特集も、普段あまり目に触れることのない写真が取り上げられていて面白かったです。

朝一番で行ったからか人も少なくゆっくり見ることができました。(帰る頃にはかなり混んできた)
会場に一歩足を踏み入れた時は、以外に簡素な作りだな・・・と思ったけれど、
奥へ入って参加ギャラリーの多さに圧倒されました。

以下個人メモ。(敬称略)

  • 見たかった作家のオリジナルプリントが見れて嬉しかった。
    Christopher BucklowAlec Soth西野壮平Katsumata Kunihikoなど。
  • 新たなる作家の(再)発見。
    Jean Claud Wouters浅田政志(赤子がラグビーボールになってるのを見てフイタ。見方が違ってスイマセン。今旬なので・・・)、三宅砂織東松照明 「アッサラーム・アレイクン」のポートレートなど。
  • 見逃した写真展の写真が見れて得した気分。
    William Egglestonなど。
  • 事前にWEBなどで見たことのある写真もあったけど、やはりオリジナルは次元が全く異なる。WEBで見た気になるなと自分に渇。
  • 写真にはまだ未来があると感じさせられた。写真はまだ終わってない。
  • 私はまだ写真が好きであることを再確認できた。

以上。

7月
14
2010

ずっと待ってた、古屋誠一氏のメモワール展
オリジナルを見るのは今回が初めてなので、とてもとても楽しみにしてた。
最初に目に入ったのが「光明」と題した息子さんを中心とした展示で、
生まれたばかりの息子を抱くクリスティーネの写真を見て涙がポロリ。
同じ子を持つ母として、今までとは違った感情が湧き上がってきた。

彼女は何を思い、何にに苦しみ、何を求めていたのか。
精神の病に冒されていた彼女が自殺するまでの写真から感じ取るしかない。
少しでも作品に近づきたい、理解したいという思いから、
クリスティーネの手記が載せられた「Memoires 1983」を手に入れ、
写真と照らし合わせながら彼女の手記を読んだ。

写真美術館のカタログも、一味違った編集でとても良かったので購入。

古屋氏の写真は写真集で何度も見たことがあったけれど、
編集の仕方でここまで変わるのかーって位、今回の展示は新鮮な印象だった。
編集や見せ方の大切さを改めて痛感した次第。

古屋氏の前に展示されていた森村泰昌展・なにものかへのレクイエムも見に行ったので、ここに書きたかったのだけど、毎日がてんやわんやで書けずにここまで来てしまいました・・・。もちろん、こちらもかなり見ごたえがあり、圧倒的な量と質で鑑賞後はかなり疲れました。

※下にある写真集のリンク「Memoires.―1984-1987」は彼の最新写真集です。

今月号のコマフォトの特集は、タイトルの通り。アートな写真とアートじゃない写真の違いは何か。漠然と何となく分かる気がしても、定義付けるとなるとなかなか難しい。今回の特集は、そんなモヤモヤした気持ちを払拭してくれます。(ついでに私が制作に関わったサイトも紹介されてます。)

特に、私も以前ワークショップに参加したブリッツインターナショナルの福川さんのインタビューは必読です。
例えば、作家個人が撮影している「パーソナルワーク」と「アート写真」について、仕事以外で撮っているプライベートな写真=アートではないことなど、分かりやすく説明してくれています。

作品を制作している人や、制作に詰まっている人は目から鱗が落ちるかも。

「売れる「アート写真」のポイントはどこにあるのでしょうか。」

4つのポイントがあります。

  1. ビジュアルが良いか
  2. テクニックがあるか
  3. 心が動くかどうか
  4. コンセプトやテーマがあるかどうか

・・・この4つを駆使して、観る側とコミュニケーションがとれる作品を「アート写真」と呼ぶわけです。

コマーシャル・フォト2007/5より

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