※このエントリーは、前エントリーのジーナ式その後 10ヶ月編の続きで、赤ちゃんが朝まで寝るために個人的に効果があると思った内容をまとめたものです。全ての赤ちゃんにその効果を保障するものではありません。

夜中に目を覚ますのは正常。
目を覚ました時に親の助けをかりずにひとりで眠りに戻ることができるかどうかが鍵

寝かしつけに抱っこやゆらゆら、授乳や沿い乳、添い寝などを使っていたとします。
赤ちゃんの睡眠は大人同様レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返し、眠りが浅くなるところで目が覚めます。目が覚めたときにもし、寝に落ちた時に必要だった上記のものがなかったらどうなるでしょう?
赤ちゃんは寝かしつけた時と同じやり方をお母さんに求めます。真夜中に起きた時に何度でも!

Ferberの本でわかりやすい例が載っていました。
夜中に寝るときにあった枕がないことに気付いた。完全に起きない程度に探しても見つからない。枕を探すために周りを見渡し目が冴える。それでも見つからず、部屋の電気をつけて枕を探す。あなたはイライラし始め怒りを表すだろう。子どもが泣いてそうするように・・・。(まぁ、そのまま気付かずに朝を迎える人もいると思いますけどね→夫という種類の人とか^^;)

幼児(5-17カ月)の睡眠障害の主な原因が、母親が眠りにつくまでそばにいたり、覚醒後の授乳、添い寝などの「不適応な養育行動(maladaptive parenting behaviors)」であることが判明(ここより引用)との調査結果もあるようですが、実際のところどうなんでしょう・・・?

赤ちゃんが眠りを何と関連付けるかが重要で、それは親が教えることで学ぶのだそうです。
いわゆるネントレがこれに入るのでしょうか?
どうやって教えるのか(ネントレ関連)は複数本が出てますので、私が読んだものなどを参考にすると良いと思います。

早朝に起きるのはなぜ?

夜の睡眠時間は、ジーナ式では約12時間(11時間の子もいることは洋書では否定していない。)、すやすやネンネでは11時間、Weissbluthの本では、夜中必要以上に起きる・早朝覚醒などの睡眠問題を抱える子どもに対しては18-20時の就寝を薦めているので、大体こんなもんでしょう。
Ferberの本では、昼寝がまだ必要な子が然るべき時間の昼寝をとっていたら、夜の睡眠が12時間というのは殆どあり得ないと書いてありましたが(12時間ベッドに置いても朝早く起きていたり、夜中途中で起きたり、寝付くのに時間がかかっていたりなど)、うちもほぼジーナ通りに生活しても、7時前には起きているので12時間フルではありません。

読んだ本を総合すると、

  • 眠りの浅くなる明け方に太陽の光で部屋が明るくなるのは×。子どもは光に敏感。部屋は何も見えないくらい真っ暗にするべし。(ジーナ)
  • 昼寝の時間要注意。特に午前寝の長さに気をつける。(減らし方はジーナ参照)
  • 夜寝るときに、疲れすぎてバタンキュー→即深い眠りという状態は早起きに繋がる。(ジーナ)
  • ↑目をこすり始めたらもう遅い。見た目まだ元気でちょっと早いんじゃない?位でベッドに置く位でもおk。(Weissbluth)
  • 早起きを防ぐために遅く寝させるのは逆効果。遅く寝させたからといって遅く起きるわけじゃない。疲れすぎの状態が一番良くない。よって、就寝時間を早める。(Weissbluth)
  • 早起きが続くなら、まず赤子が夜必要な睡眠時間を調べ、朝起きる時間に合わせて、就寝時間だけでなくスケジュール全体をプッシュする。(Feber)

などなど。うる覚えもあります。すいません。
WeissbluthとFeberがちょっと矛盾するんですよねぇ。。。

【個人的感想】
遅く寝させたからといって遅く起きるわけでもない。が、どれくらい遅くするのかや昼寝の時間によっても変わるのかもしれません。

あと、就寝時間については色々思うことがあり。
SUPER NANNYというTV番組があって、子どもの悩みを持つ家族を訪問して一定期間一緒に過ごし、生活習慣を見直し問題を解決していくという内容なのですが、ある家族に20:30就寝を「遅すぎるわ!!」と怒ってました。
20:30は日本ではよくありそうな時間帯ですけど、洋書系の育児本を読むとこれは遅いんだな・・・という印象。
仕事を持っていると、子どもと長く時間を過ごしたかったりやることが溜まっていたりで時間は自ずと遅くなってしまうと思うのですが、とにかく、子どもは思ってるより長く寝る!のだと思いました。
※しかしFeberの本で出てくる例は、20-21時はざらに出てきます・・・。

参考記事:「世界一夜ふかし」の日本の子どもたち

昼寝の管理

赤ちゃんは疲れすぎると機嫌が悪くなり寝つきが非常に悪くなります。
適切な場所・時間で質の良い昼寝をさせることは、赤ちゃんの疲れすぎを防ぎ、夜の睡眠にも良い影響を与えます。(体験済みです!)
眠る場所も大事で、外出先のベビーカーで寝させるのときちんとベッドで寝させるのとでは、睡眠の質や長さも違ってきます。
適切な昼寝の時間はジーナやすやすやネンネが参考になるかもしれません。

【個人的感想】
昼寝なかったからその分夜寝るというわけでもなく、寝ないと逆に疲れすぎてグダグダに。とにかく疲れすぎがよくない。一人寝の習慣がつき、規則正しい生活が身についていれば、外出などで多少崩れても問題ないという感じです。

どこで寝る?

親と同じ部屋で同じ/別のベッドで寝させるか、別の部屋で寝させるか。
これは親の考え方や住環境、国の文化にもよるので、個人的には家庭に合った方法を選べばよいと思っていますが、最初は悩みました。だって、かわいい寝顔を隣で見たいし・・・。

結果論では、別室で良かったと思っています。今10ヶ月の赤子の動きはハンパなく、上下左右360度大回転+寝返りキック&かかと落としで、もし隣に寝ていたら、間違いなく私は眠れません。。。(赤子は寝ているかもしれないけど) でも本当はちょっとさびしい。

欧米のネントレ関連記事を読むと、「子どもを寝かせて部屋を出てまた戻り・・・」という記述があるので、一人で寝付く習慣を身につけさせるには別室で寝かせた方がやりやすそうです。
Feberの本には、一緒に寝てる場合のネントレ方法にも触れているので不可能ではないと思いますが。

夜泣きについて

夜泣きについて日本でよく聞く・見かける「時期的なものだからいずれおさまる。もう少しの辛抱。赤ちゃんと昼寝して乗り越えて。」というアドバイス。こちらにも書いてあるように、気休め的な助言が多いように感じます。
※因みに、当たり前ですが外へ働きに出ていたら昼寝なんてできません。

そこで「小児科へ行く前に Your Child’s Symptom」という本の中で、日本語版監修者によるこんな記述を見つけました。

日本では赤ちゃんの「夜泣き」が多くの親を悩ませますが、欧米の育児書ではほとんど取り上げられません。それは生後数ヶ月で赤ちゃんは親と別の部屋で一人で眠るという習慣が欧米にはあるからのようです。別室にされたあと、一週間ぐらいは大泣きする赤ちゃんもいるようですが、そこをすぎると赤ちゃんはあきらめて一人で眠るようになるのですね。ですから夜泣きということが起こらないらしいのです。そのかわりに「宵泣き」というのがあるらしいのです。この本の中では「コリック」として出てきますが、このクリックは日本ではあまり見られません。アメリカではイブニング・コリックといって、夕方、激しく泣くことを繰り返す子どもがいるようなのです。これはアメリカではふつうに見られるもののようですが、日本ではほとんどお目にかかりません。

確かに私が読んだものの中には「夜泣き」にあたる項目はなく、コリックについては多くのページが割かれていました。
夜泣きにあたるものとして「nighttime waking」という言葉が使われており、文字通り夜に起きる理由や対処方法などが詳しく書かれているといった具合です。
(まぁ夜起きるんだから泣くとは思うけど・・・)

こういった海外の育児本を読むと、もしかして本当に理由のない夜泣きは少ないのかもしれない・・・、ちょっとした習慣ややり方を変えれば状況は改善されるのかもしれない、という考えが頭をよぎりました。実際にあちらでは子どもの睡眠に関する本は多く出版されていて研究・調査が進められているのに、日本では育児相談とか保健士さんのような立場の方から、月齢的なもの&耐えるべしみたいなアドバイスをされることに疑問を持ってしまいました。その子の起床-就寝までの生活習慣を詳しく知らずに、どうやってこのようなアドバイスができるんでしょう!

夜驚症などの特別な状態や、体調の悪い時、環境の変化による不安感など、ある程度時間を必要とする状況があるのは確かですが、日常的に試せること、例えば規則正しい生活を送るだとか寝かしつけ方法や睡眠環境を変えてみるなどは試す価値があるかもしれません。

ネントレについて

ジーナもFeberもWeissbluthもいわゆる「泣かせて」一人で眠る方法を教えますが、ただむやみやたらに泣かせて放置するのではなく、できるだけ泣かないで済むように、短期間で習得させるのだと理解しました。
ネントレを始める前に、赤ちゃんが健康で授乳や食事に問題がないこと、栄養もしっかり取れていること、できるだけ規則正しい生活をして、寝るべき時間には眠くなっているような状態を作ってあげること、両親の考え方を一致させておくことなど、赤ちゃんへの負担を増やさないように環境面での準備も大事だと思います。

詳しいやり方は諸本にまかせるとしておおまかに説明すると、まず眠りと関連付けられているもの(授乳・抱っこなど)を断ち切るために、目が覚めている状態でベッドに置くことが重要。そして部屋を出ます。すると「いつものアレくれー!ギャー!」と泣き始めるので、数分後とに決められた時間だけ赤ちゃんをなだめに行き(なだめる方法は寝かしつけで使っていたものは使わない。親はここにいるんだよと安心させるような声がけなど)、また部屋を出る。これを、赤ちゃんが眠りにつくまで繰り返します。

部屋に入る時間となだめる時間は本によって違うので、泣き声に耐えられない、一向に赤ちゃんが落ち着く傾向が見られない(ひどくなる)などがあれば、Feberの本ではGradual Approachといって、徐々にゆるやかに段階的にステップアップする方法が紹介されています。(例えば、まず授乳を止める→抱っこにしてみる→抱っこせずにトントン→声がけのみ、のような。)

何もしなくても、子どもはいつかは夜通し朝まで寝るでしょう。でもいつその日が来るのか、半年先か、1年2年先かは分かりません。
いつか来るその日まで寝不足と戦いながら待ち続けるか、
一人で眠る方法を教えるため、数日間辛い思いをするか。
それは母親の考え方次第、ですかね・・・

規則正しい生活

最後に・・・これなしにジーナもネントレも睡眠問題についても語れません!
子どもは実は規則を好み、次に何が来るのか分かっている方が安心すると聞いたことがあります。

習慣は親が作るもの。
色々な家庭の事情があると思うので、自分の家庭状況にあった無理のないスケジュールを作り、
なるべくそれに沿って過ごすことが大事かなと。

* * *

長くなってしまいましたが、
育児には正解も不正解もなく、しかもたった10ヶ月で偉そうなことは何もいえません。はい。
自己流・シアーズ流・ジーナ流・松田 道雄流、何だっていいと思います。
ただ、母親の超睡眠不足が長期間に渡り続き、仕事や日常生活に支障が出てくるようであれば話はちょっと別。
(支障が出まくりました。日中はフラフラ頭がボーっとし頭痛との闘い、イライラして赤子に笑顔で接することができず、ゾンビのように。)
もし現在の状況に不満を持ち、少しでも改善したいという気持ちがあれば、上記のことがより詳しく書かれている前エントリーで紹介した本を読むとヒントが見つかるかもしれません。

といっても、そんな時間ないのが現実ですよね・・・。
(しかも英語だったりして・・・)
もっとこの分野の本が翻訳されることを祈る!!

赤ちゃんよ、夜は寝てくださいーー、ホントに。

8月
02
2010

赤子もあっという間に10ヶ月になりました。
生後3週目位からジーナ式を実践してきましたが、3回食に入った9ヶ月目に22時代の授乳を止めました。
そして遂に夢の約12時間ぶっとうし睡眠&フリータイムがやってきました。
(正確には11時間半位ですかね)
この日の為に数々の試練を乗り越え頑張ってきたのです!泣

参考までに10ヶ月のスケジュールはこんな感じ。

6:30-7時  起床
7:30   朝食+フォローアップミルク
9:30   午前寝(15-20分)
11:20  昼食
12:30  昼寝
14:30  起床→ミルク
17:00  夕飯
18:00  お風呂
18:40  ミルク
19:00  就寝zzz

朝の起床時間は、6-7ヶ月前後の時に5時台に目覚めていたときもあったようですが、泣かずに7時まで待機。
今も7時前に起きても泣かずに筋トレに励んでいる様子。
というか別室なので、実際何時に目覚めているか正確にはわかりません。
モニターからガサゴソ動く音が激しく聞こえてきたら起床としています。(いい加減だなぁ?・・・)

さて、ここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。
半年位までは昼寝も40分→10分ごとに泣き出す日が続いたり、早朝覚醒することもありました。
けれども、夜の寝つきの良さは抜群で、夜中に起きることも片手で数える位しかありませんでした。
でも油断しません、信じません!
これからも体調や成長過程、環境の変化などでリズムが崩れることはありうるわけですが、
その場合にどう対応するかが分かっていれば問題ないので、どんと構えております。

この10ヶ月間は育児の大変さを学んだだけではなく、いかに睡眠が大事かを痛感させられた10ヶ月でもありました。
ウトウトしかけたときに、赤子の泣き声で夜中に何度も叩き起こされ、明け方にもひと泣きされることの辛さは経験してみないと分からないかもしれませんが、まさに拷問です。
超睡眠不足の状態で日中赤子の世話や家事、仕事をしなければならないのです。
一体何の刑・・・?
できれば夜は眠りたい。きちんと睡眠をとって日中笑顔で赤子を相手したい。
そのためにできることを試行錯誤してきました。

子どもの睡眠について海外の文献もいくつか読み、
その中でこれがポイントかもという点を自分の経験を踏まえてとりあげてみます。
因みに参考にした本は以下のものです。
次回へ続く

カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座
>Amazonはこちらへ
友人に薦められ出産前に読了。内容が重複していたり話があちこちに飛び頭に入れるのがかなり大変なので、出産前に読むのが吉。米国のAmazonレビューを見ると、賛否両論のよう。それらの意見も参考にして実行するかどうか決めるべし。

赤ちゃんがすやすやネンネする魔法の習慣
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ネントレの方法が詳しく書かれています。私はジーナのみで割りとうまく行ったのでこちらは参考程度しか読んでいませんが、月齢が6ヶ月過ぎても夜中頻繁に起きるようなら参考になるかも。というか、日本で出版されてる中ではこれくらいしかないのでは。

Healthy Sleep Habits, Happy Child – Marc Weissbluth
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4人の父親でもある小児科医が調査に基づいて書いた本。問題別、月齢別に整理されていて読みやすかったです。米国アマゾンでは1300以上のレビューがついてます。

Solve Your Child’s Sleep Problems – Richard Ferber
>Amazonはこちらへ
ジーナ本でも名前が出てくるChildren’s HospitalのBoston’s Center for Pediatric Sleep Disordersのディレクターが書いた本。まだ途中までしか読んでないけれど、一番最後に読んだせいかほとんどが知っている内容になってしまい、赤ちゃんより睡眠そのものにも深く足を踏み入れているので冗長かつ回りくどくて読みにくい。が、睡眠をより深く理解する上では参考になる。

The Complete Sleep Guide for Contented Babies & Toddlers
ジーナって本国ではたくさん本出してるんですよね。これは赤子&トドラーの睡眠に絞って書かれた本で、月齢別に起こり得る問題や改善例が載っています。翻訳より整理されていて随分と読みやすい。一番参考になったかも。翻訳ではあまり触れられていないネントレ方法もいくつか紹介されています。

The Contented Toddler Years
日本で出版されているジーナの続編、トドラー編です。翻訳は1歳までしか載ってないので、その先はどうしたらいいの?という人向け。第2子が生まれた場合のやり方やしつけ全般についても載っています。

7月
14
2010

ずっと待ってた、古屋誠一氏のメモワール展
オリジナルを見るのは今回が初めてなので、とてもとても楽しみにしてた。
最初に目に入ったのが「光明」と題した息子さんを中心とした展示で、
生まれたばかりの息子を抱くクリスティーネの写真を見て涙がポロリ。
同じ子を持つ母として、今までとは違った感情が湧き上がってきた。

彼女は何を思い、何にに苦しみ、何を求めていたのか。
精神の病に冒されていた彼女が自殺するまでの写真から感じ取るしかない。
少しでも作品に近づきたい、理解したいという思いから、
クリスティーネの手記が載せられた「Memoires 1983」を手に入れ、
写真と照らし合わせながら彼女の手記を読んだ。

写真美術館のカタログも、一味違った編集でとても良かったので購入。

古屋氏の写真は写真集で何度も見たことがあったけれど、
編集の仕方でここまで変わるのかーって位、今回の展示は新鮮な印象だった。
編集や見せ方の大切さを改めて痛感した次第。

古屋氏の前に展示されていた森村泰昌展・なにものかへのレクイエムも見に行ったので、ここに書きたかったのだけど、毎日がてんやわんやで書けずにここまで来てしまいました・・・。もちろん、こちらもかなり見ごたえがあり、圧倒的な量と質で鑑賞後はかなり疲れました。

※下にある写真集のリンク「Memoires.―1984-1987」は彼の最新写真集です。

6月
14
2010

写真サイト

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