Jan
06
2010

92

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お正月は父方の祖父の家に集まりました。
子にとってはひいおじいちゃん、何とその年の差は92歳!
祖父は寝たきりで目も殆ど見えなくなってしまったが、手を握り、アウアウという声を聞き、赤子との時間を楽しんでいたようで、「こうして皆が集まる声を聞くと、長生きしてみようかなと思える。」と呟いたのが聞こえました。

その祖父は2007年に「ゼロからの出発」というタイトルの自伝を出版しました。

祖父の人生は波乱万丈すぎて簡単に説明などできないのだけど、活動を2つに絞ると、山田模型でプラモデルの模型デザイナーとして、開発・設計・図案・箱絵の全てを一人で手がけ、当時大ヒットしたGOGOサブマリンという潜水艦を始め、プラモデル業界に貢献してきました。

その後プラモデル業界を離れ、押すだけでお湯が出るエアーポットをしくみを発明し特許取得後、ラジコンの飛行機を作りながら生活していました。

その他にも、小卒の時点で働かざるを得ない状況という今じゃ想像もつかないほど「超」貧乏な中、家族の死・行方不明(戦死含む)を乗り越えながら絵描きとして自ら仕事を取っていく苦労や、子供3人抱えながらデザイン会社を営む過程(3?4畳間×2階建ての兼実家)、開発(もの作り)と経営の難しさなど色々書かれています。
もの作りと経営については、時代が変わってもあんまり変わらないですね。

因みに押すとお湯が出るポットのアイディアは、当時祖母が湯飲みにお湯を注ぐときにポットごと倒しているのを見て、ああ、これじゃぁ不便だろうということで作ってみたとのこと。
アイディアは実は身近にあるのですよね。
でもそれをカタチにしてビジネスに乗せるのが至難の業。

本を書き始めたのは、80代後半でしょうか。原稿用紙びっしり手書きでコツコツと書いていたのを覚えています。

話を最初に戻すと、久々に会った最近社会人になった従兄弟は映像系のフリーランスとして仕事をしているらしい。
これで親戚・家族誰一人として会社勤めをしていない状態となった!
自分の子もどういう道に進むのか、今から楽しみ。
(心身ともに健康だったら何でも良いのだけど。)

* * *

私は今年一年は思う存分赤ちゃんという生き物を観察し、楽しみ倒したいと思います。
どんな瞬間も見逃すまい。

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
皆さまにとって幸多き年になりますように。

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