2006 年のアーカイブ
12月
23
2006

横浜赤レンガ倉庫で開かれている「Printers 光と写真と写真家と」を見に行ってきました。
一つの作品をプリンター自身の解釈で焼き上げる。
プリントも作品の重要な一部なのだと改めて感じさせられます。
撮影して(現像)プリントをする。
やっぱり工程は2つだ。撮りっぱなしじゃない。

プリントしている間は、どれが自分の色なのかいつも迷うのだけど、
こうして客観的に並べてみてみると、
自分がいいなぁ?、心地よいなぁと感じるプリントを見つけることができる。
そんなプリンターさんが何人もいた。
言葉で微妙なニュアンスを伝えられないのが残念なんだけど。
私の写真をプリントしてくれたプリンターさんも出品してました。

圧倒的な写真量で見ごたえも十分。
銀塩写真の美しさを楽しめるオススメの写真展です。

12月
02
2006

写真 VS 絵画

好きな写真家はたくさんいますが、影響を受けた写真家は、考えてみると意外に少ない。
どちらかというと、写真より絵にインスパイアされることの方が多い。
昔の宗教画なんかの光の使い方も好きだ。
私の場合は、なんと言ってもEdward Hopper。影響の大きさは計り知れない。
ホッパーのトーン、光、描かれるシーン、構図、湿度。。。表現したいもの全てがつまっている。

同じような空気を持つ画家はいないかと探してみると、
写真が発明された後、つまり現代のphoto realismに位置づけられる作品に行き着き、
いくつか見つけることができた。

絵にはあまり詳しくないのですが、
そんな私でも入りやすく親しみやすい画家をいくつか。

- Robert Bechtle
記事によると、自分で撮った写真を映写機で写してその上に描くのだそう。
動画でその様子が垣間見れます。

- John Register
記事によると、広告代理店でアートディレクターをしていた彼は、自分の仕事をひどく嫌っていて、とあるミーティング中に、歯医者の予約があると静かに告げその場を立ち、その後職場には二度と戻らなかったそうです。そして、画家になると決心したとか。
ホッパーとの違いは、ホッパーの絵には孤立した人が描かれているが、彼の作品では人は存在しない。観る人が絵の中で孤立する、ということ。なるほど?

- Robert Cottingham
- Alex Katz
- Ralph Goings

あと、写真オークション関連の記事を一つ。
- Gursky’s “99 Cent” Prints Fetch Millions At Auction
アンドレアス・グルスキーの “99 Cent” という作品が、Phillips de Pury & Companyでのオークションで$2 million以上で売れたという記事。生存のフォトグラファーでは最高記録だそうです。

11月
05
2006

写真美術館で見てきた。
その人はもうこの世にいないのに、遺品や身につけていた下着、口紅などには
生きた証がしっかりと写されている。怖いくらいに。。。
併設のコラージュとフォトモンタージュ展もかなり面白かった。
バウハウス時代もやっぱいいな?。

先日職場で、写真家・森村泰昌氏の超巨大なある作品を目にすることができた。
値段も大きさにもびっくり。
日本の家屋は狭いので、美術館レベルの作品は置くのは難しいのだけど、
買える人はやっぱりいるんだなぁ。

写真を売ることはあっても、買ったことがない私。
実はどうしようか悩んでいる作品がある。。。
カメラ一台買えてしまう値段。どうしようか。

* * *

国立近代美術館に行ってきた。
お目当ての作品は、スティーグリッツによるジョージア・オキーフの肖像(没後寄贈された)だったのだけど
同時に開かれていたモダン・パラダイス展でも写真が幾つか展示されていたので、こちらも見ることにした。

やっぱり、オキーフ!艶かしくて、つややかで、大人の女性の質感が見事に写しだされている。
妻や家族を写した上田義彦氏のat Homeというシリーズがあるのですが、
同じようなトーン・匂いを感じる。(写真展もやってましたね。)

モダン・パラダイス展で展示されていた写真家は、
スティーグリッツ、山中信夫、杉本博司、石元泰博、松江泰治、金村修、石内都、ハリー・キャラハン、
古屋誠一、牛腸茂雄、ダイアン・アーバス、サルガド、東松照明など有名どころがズラリ。

個人的に古屋氏の作品が好きなのだけど、
ああいう風に妻のポートレートを一点ポンって置かれてもなぁ。。。
妻がどういう状態だったのか背景を知らないとあまり意味がないと思う。あれでは。(氏の写真集)
石元氏の作品はシカゴが有名だけれど、今回は割と最近の「雪のあしあと」が展示されていました。

企画全体としては、なんとなくバラついてる印象を受けましたが、
写真ばかり見てる自分には、久しぶりに絵も楽しむことができて良かったかな。

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