2004 年のアーカイブ

先日東京写真美術館で行われた、古典技法ワークショップ「コロジオン・プロセスーガラス湿式原板と鶏卵紙ー 」 に参加してきました。今回はガラスでネガを作り撮影、現像と、鶏卵紙の作成で、来週プリント作業に入ります。詳しい内容は来週ワークショップが終わった後に載せたいと思います。

ワークショップに参加するのは今回で二回目なのですが、年齢や職種もバラバラの人たちが集まって一緒に何かをする機会ってあまりないので、なかなか面白いです。久しぶりに白衣に腕を通すと、学生時代を思い出しました。自分が今まで使っていた白衣は現像液でまっ茶色、いつも臭かったのですが(薬品の匂いね)、そんな匂いも懐かしく蘇ってきました。

ボランティアでお手伝いしていた女の子が私の後輩だったので、色々と話を聞くと、横須賀功光先生が亡くなられたそうです。私のゼミの先生でした。私の頃はなかったのですが、このコロジオンプロセスの授業もあるそうです。個人的には、もっとオルタナティブプロセスをするクラスがあったら良かったのに。。。と思う。(どうせ、現場で役に立つことなんて殆どやらないんだからさ。)

さてさて、仕上がりはどうなるかな?
楽しみです。

コロジオン・プロセスの手順は私のサイトで紹介しています。

先週末は暗室でプリント。実家からこっちへ机を持ってきちゃったので、床にバットを置いて作業してました。ずっとうんこ座りで中腰で。。。有りえない体勢で焼いてたら、昨日は体中痛みに襲われて、死んだようになっていました。

Kentmereのアート・クラシックの使い心地は。。。かなり私好みでしたが、その日に焼いた絵にはあまり合わなかった。。柔らかくてまるで水墨画のような雰囲気に仕上がるので、コントラストがある絵の方がしっくりきそう。多諧調印画紙じゃないので、印画紙の特性を考えてネガを仕上げないと難しいかも。

いつも使っていたスポッティング用の筆をなくしたので、これまた新しく購入。習字用(?)の極細で結構高いですが、やっぱり毛のハリが全然違う。

今の時代、フォトショップで一発でモノクロ変換(→アナログならフィルム変えなきゃ)、覆い焼き(→手で形を作ったり、覆い焼き用の道具を手作りしたり)、ゴミ取り(→スポッティング)、コントラスト調整(→フィルター変える)、なんでもできちゃうもんな?。

いくら便利になっても、アナログの手法は大切にしていきたいなーと思います。そしてもっと極めたい。。。

やっと見ることができた「戦場のフォトグラファー」。彼(James Nachtwey)の写真哲学に、深く深く感動した。言葉のひとつひとつを注意深く選んで、ゆっくりと話す姿がとても印象的だった。

カメラを持って近づき、撮り始める彼を、人々は警戒心を持たずに当たり前のように受け入れている。時としてカメラは凶器にもなり得るのだけど、彼は、彼らの間にスッと入り、一体化し、気配を消してしまう。

まず自分の心を開き、相手に敬意を払い、敵ではないことを知らせる。それは、彼の話し方、視線、行動全てから感じ取ることができる。この男は一体どういう経験をしてきたのだろう。。。多くを語らない代わりに、彼の写真が全てを語っているのね。。。

彼の物事に対するアプローチの仕方がとても勉強になった。もちろん彼のようにこなすことは難しいけれど、自分のペースであるテーマを追求していけたら。。。と前向きに考えることができた。

10月
02
2004

また偉大な写真家が一人、この世を去りました。
Richard Avedon dies at 81

大学の図書館で、本屋で、何回も立ち読みしてた彼の写真集は、かなり値段が高いので手は出せませんでしたが、あれ位払ってもまだやっぱり欲しいと思う。

死因は脳内出血のようですが、それが発覚するまで仕事で撮影していたという。
本当に悔やまれます。

If a day goes by without my doing something related to photography, it’s as though I’ve neglected something essential to my existence, as though I had forgotten to wake up, …I know that the accident of my being a photographer has made my life possible.

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