前からずーっと観たいと思ってて、やっと観た「人のセックスを笑うな」。39歳のリトグラフを教える美術教師ユリ(永作博美)と、19歳の美大生みるめ(松山ケンイチ)の恋を描いた作品。
山崎ナオコーラの原作を読んでないのでその辺比較できないのだが。。。
役者がすごくいい!監督の意図通り、隠し撮りしてんじゃないの?って位自然でリアルで、こっちまで恥ずかしくなってしまうようなシーンがとてもいい。
←特に、えんちゃん(蒼井優)と堂本(忍成修吾)の駆け引きは秀逸。脇役でもやっぱり目立ってしまう蒼井優は、今回もいい味出してました。温水さん演じる先生も、服装とか話し方とか、本当にその辺にいそうな感じ。
でも、でも、、、長回しに耐え切れず途中で何度も早送りしてしまった。予告編で十分じゃないの?ってのは言いすぎだけど、ちょっと意味が見出せない長いシーンが多くて疲れてしまいました。予告編で使われてる歌(ANGEL)と俳優に惹かれて観たけれど、映画としては物足りなかったかな。
鑑賞後は美大独特の雰囲気を思い出して少々ノスタルジックな気分に。毎日写真撮って焼いて(もう今じゃ誰も焼かない!?)授業サボって学食でカツカレー食べて暗室の前でたばこふかして友達とたむろって図書館で写真集を片っ端から見て。いつも手が酢酸&現像液臭かったな。
イスラエル人報道写真家、ジブ・コーレンのドキュメンタリー映画「1000の言葉よりも」に関する
記事を見つけたのでリンクをはっておきます。
- 報道写真家ジブ・コーレンが語る戦争と世界(1) テロはどこでも起こっている
- 公式サイト
映画は見てないんですがどうなんでしょう。。。
上のYoutubeのコメントにもあるけど、撮る動機やら美人妻が出てくるやら
James Nachtweyと比べると「派手さ」に目が行ってしまう。
見た人の感想聞いてみたいですね。
アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶とマグナム・フォト 世界を変える写真家たちを観に、写真美術館へ行ってきた。
ブレッソンは言わずもがな、「決定的瞬間」写真作品を残し、写真界に多大な影響を与えた人物である。この映画の製作年は2003年、2004年8月3日、95歳でこの世を去っているのだが、映画の中のブレッソンはかなり高齢であるにもかかわらず、記憶もはっきりし、受け答えもしっかりとしている。
映画は、ブレッソンが写真とともに過去を振り返り、彼の友人やらが、いかに彼の写真が素晴らしいかを力説する。(話があちこちに飛ぶのが気になる。。)「茶をすすりながら、おじいちゃんの昔話を聞く」ような、ほのぼのした空気が流れる。
ブレッソンは瞬間を切り取ると同時に、配置・構図にもかなり神経を使っているのだが、彼自身が元々絵画を好み、引退後も絵を描いて過ごしたことからも分かるように、絵画の影響も多く受けてるのだろう。
以下心に残ったポイント
- 「写真は死なない」
- 「写真を撮るのに多くの知識はいらない。
『見る』こと。洞察力・観察力が大事」
マグナムの方は今から10年前に撮られたもので、伝統的かつ保守的であるマグナムが新たな表現の可能性を模索し、今後のマグナムにおける写真の在り方といったものを、撮影風景を絡めながらメンバーが語ってくれる。
すぐに消費されるものではなく、10年、20年と世に残り、人々の心に訴えかける写真を撮り続けること。そしてその対象は、目の前にある「現実」であること。
時間をかければより情報量に富んだ写真が撮れるけれど、スピードを要求される今の時代で生き残るのはさぞかし大変だろうなぁ?。。。(経営的にも。)
[ネタバレ] 面白かったのは、マーティン・パーが、彼の表現は皮肉的でマグナムにそぐわないなどといった理由で、何度もメンバーの承認会議で落とされていたということ。
私も始めは、マーティン・パー?マグナム?とちょっと違和感があったのだが、表現方法は違うにしろ、マーティン・パーの写真を撮る目的とマグナムのそれは一致しているものね。保守的だったマグナムを時代に合ったものに進化させる意味でも、彼の参加は大きな意味を持つし、写真ジャーナリズムを志す若い人にとっても、良い見本ができたと思う。
正直映画的にはこの2つはイマイチだったけど、写真が時代とともにどう変化してきた/して行くのかを考えるのには、よいきっかけとなった。テクノロジーの発達、ネットなどの新しいメディアの出現等で今後ますます変わってゆくんだろうな。。。
最近は現代美術としての写真に触れることが多かったので、とても新鮮な一日だった。
6:30 A.m. Robert Weingarten
約1年に渡り撮り続けた朝6時半の世界。色の変化が美しいです。デジタル加工はなし。