アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶とマグナム・フォト 世界を変える写真家たちを観に、写真美術館へ行ってきた。
ブレッソンは言わずもがな、「決定的瞬間」写真作品を残し、写真界に多大な影響を与えた人物である。この映画の製作年は2003年、2004年8月3日、95歳でこの世を去っているのだが、映画の中のブレッソンはかなり高齢であるにもかかわらず、記憶もはっきりし、受け答えもしっかりとしている。
映画は、ブレッソンが写真とともに過去を振り返り、彼の友人やらが、いかに彼の写真が素晴らしいかを力説する。(話があちこちに飛ぶのが気になる。。)「茶をすすりながら、おじいちゃんの昔話を聞く」ような、ほのぼのした空気が流れる。
ブレッソンは瞬間を切り取ると同時に、配置・構図にもかなり神経を使っているのだが、彼自身が元々絵画を好み、引退後も絵を描いて過ごしたことからも分かるように、絵画の影響も多く受けてるのだろう。
以下心に残ったポイント
- 「写真は死なない」
- 「写真を撮るのに多くの知識はいらない。
『見る』こと。洞察力・観察力が大事」
マグナムの方は今から10年前に撮られたもので、伝統的かつ保守的であるマグナムが新たな表現の可能性を模索し、今後のマグナムにおける写真の在り方といったものを、撮影風景を絡めながらメンバーが語ってくれる。
すぐに消費されるものではなく、10年、20年と世に残り、人々の心に訴えかける写真を撮り続けること。そしてその対象は、目の前にある「現実」であること。
時間をかければより情報量に富んだ写真が撮れるけれど、スピードを要求される今の時代で生き残るのはさぞかし大変だろうなぁ?。。。(経営的にも。)
[ネタバレ] 面白かったのは、マーティン・パーが、彼の表現は皮肉的でマグナムにそぐわないなどといった理由で、何度もメンバーの承認会議で落とされていたということ。
私も始めは、マーティン・パー?マグナム?とちょっと違和感があったのだが、表現方法は違うにしろ、マーティン・パーの写真を撮る目的とマグナムのそれは一致しているものね。保守的だったマグナムを時代に合ったものに進化させる意味でも、彼の参加は大きな意味を持つし、写真ジャーナリズムを志す若い人にとっても、良い見本ができたと思う。
正直映画的にはこの2つはイマイチだったけど、写真が時代とともにどう変化してきた/して行くのかを考えるのには、よいきっかけとなった。テクノロジーの発達、ネットなどの新しいメディアの出現等で今後ますます変わってゆくんだろうな。。。
最近は現代美術としての写真に触れることが多かったので、とても新鮮な一日だった。
インドで孤児たちの援助活動に従事するデンマーク人ヤコブ。財政難の孤児院を運営する彼のもとに、あるデンマークの実業家から巨額の寄付金の申し出が舞い込む。そして寄付にあたって求められたたった一つの条件は、直接会って話をするということ。
久しぶりにデンマークへ戻った彼は、実業家ヨルゲンとの交渉を成立させる。その時ヨルゲンは週末に行われる彼の娘の結婚式に出席するように、強引にヤコブを誘う。断り切れずに出席したヤコブは、そこで思いがけない人と再会する。困惑するヤコブ。そして明らかになる衝撃の事実。
やがてヤコブは全てを仕組んだヨルゲンの秘密と、まだ4歳の幼い子供たちの父親としての彼の本当の望みを知ることになる。。。
「しあわせな孤独」の監督、スサンネ・ビアの新作です。
ドグマ95の存在を知ると、彼女の撮影姿勢がよく理解できる。
今回は、ちょっとドラマチック過ぎるかなぁ。。と思うシーンもあったけど、
女性らしい繊細な視線で家族愛を描き、最後まで釘付けでした。
(上のYouTubeのTrailerだと、恋愛モノみたい。。。)
ドグマ95「純潔の誓い」
- 撮影はすべてロケーションによること。スタジオのセット撮影を禁じる。
- 映像と関係のないところで作られた音(効果音など)をのせてはならない。
- カメラは必ず手持ちによること。
- 映画はカラーであること。照明効果は禁止。
- 光学合成やフィルターを禁止する。
- 表面的なアクションは許されない(殺人、武器などは起きてはならない)。
- 時間的、地理的な乖離は許されない(つまり今、ここで起こっていることしか描いてはいけない。回想シーンなどの禁止である)。
- ジャンル映画を禁止する。
- 最終的なフォーマットは35mmフィルムであること。
- 監督の名前はスタッフロールなどにクレジットしてはいけない。
映画「14歳」を観にいってきた。
14歳の頃、飼育小屋を燃やし、彫刻刀で教師を刺してしまった深津綾は、
そのトラウマを克服しようとするがごとく中学教師になり、現在は中学二年生を教えている。
深津の同級生だった杉野浩一は、14歳の頃大好きだったピアノを
教師の何気ない一言で断念してしまう。
現在は平凡なサラリーマンとして生活をしているが、
ひょんなことから14歳の少年にピアノを教えることになる。。。
またこの子の練習曲ってのが、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」なんすよ。
メロディがとてもキレイで、そんなに難しくないので、
長くピアノ離れちゃった人にもオススメの曲。(上の動画)
この作品の面白いところは、
ただ14歳にスポットを当てているのではなく、
実際にもがき苦しんでいる14歳と
同じく14歳の道を通ってきた大人との2つの視点から描かれている点。
かつては同じ痛みを抱えてきた自分だから14歳を理解できる
というのは大人の驕りで、
人間は忘れ、たえず変化してゆくという現実をつきつけられる。
描写も、静かでリアル。学校ってこんな感じだった。
生徒のしゃべり声、遠くから聞こえる体育の笛の音、
廊下をたたく上履き、静まり返ったテスト中の木々のざわめき、
放課後の赤く強い夕日が照らす教室に響きわたる校内放送。。。
あの年頃にしか聞こえない「音」も楽しめます。
家に帰って、いまさら「フラガール」を観た。
ちょ?オモシロイ!蒼井優にはまりました。
近頃は邦画がアツイっすね。
時をかける少女、2回目を観にいってきた。
テアトル新宿ではモーニングショーで1日1回しかやってないので、日曜だというのに頑張って行ってきた。 A-BOYに囲まれて朝っぱらから行列です。
昨日、1983年の大林監督・原田知世版「時をかける少女」を改めて観たのですが、
これを観た後だと、あ?これはこういうことだったのね、という感じでもっと楽しめる!
大林監督の「時をかける少女」も、時代を感じさせるけど
原田知世の初々しい演技がたまらなくいい。松任谷正隆の音楽も良かった。
なんか特撮みたい(?)で、タイムリープするところなんかはかなり頑張ってる感があるけど、
内容からして今回はアニメで作って大成功だと思う。
細田監督が演出をした「おジャ魔女どれみ ドッカ?ン!」という子供向けアニメがあるのだけど、その中の40話の話が時かけの内容とかなり似ているらしい。
このアニメ、私の友達の子供が大好きだったのでなんとなく覚えてたんだよね。
あと、細田監督が「スライムもりもりドラゴンクエスト1・2」のCMも手がけてるんですね。個人的に、なんか、うれしい。。。
- WEBアニメスタイル「時をかける少女」応援企画
絵コンテが見れます。特に、ラピュタなども手がけた美術監督・山本氏の美術設定&背景が素晴らしい。
ひとが、現実よりも、理想の愛を知ったとき、
それは、ひとにとって
幸福なのだろうか?
不幸なのだろうか?